従業員募集しています。調理師はかなり良くできる子がいますので、ホールのスタッフがいいのかもしれません。
従業員が長続きするにはどうすればいいのかを考えてましたが、個と個の指導をするのではなく、従業員みんなで力をあわせて頑張ろうみたいなのが続くのではないかといまは考えてます。
とはいえ調理師というのは個々の集まりであり、個人の技術の集大成が店の売り上げに直結します。洗い場の子ばかり多くても売り上げは増えません。調理師のチームワークを表すのに最近は柔道の団体戦を引き合いに出します。試合に出られる選手にとっては個々のつながりはあまり必要なく、個人個人の勝敗の数が最終的なチームの勝敗になります。それと同じだと思います。
試合に出られない人は、日々の仕事がその機会を得られるかどうかにつながります。同じことをずっとやりながら少しでも上を目指すこと、逆にミスをしたときは同じことで挽回できると思わず下のことで努力を見せること。サッカーの日本代表戦で三番手四番手のキッカーがpkを打たせてもらって失敗したら、同じ試合の次のpkも打たせてもらえるでしょうか。
同じことをとにかく練習して早く正確に失敗なくする事、そのあと仕事を増やす努力をする事、店の全ての仕事を興味を持つこと、これは個人の努力でしか得られません。仕事が早くなることは給料制では一見損(同じ時間でたくさんの仕事をするため)に感じるかもしれませんが、仕事の価値は間違いなく上がってます。その価値は独立してからの給料となって現れます。
欣葉で働いていたときの忙しい日にアルバイトが病気で休むと連絡があったとき、親方が「俺たち何の努力もせず仕事増えてラッキーやね」って言ったのが強烈でした。仕事は多ければ多いほどいいという私の感覚は親方と働いたこの経験から生まれています。