今年の青山椒の仕込み
仕事をこなすということをどのように伝えたら意識できるのか考えています。
山椒の掃除するときに袋の山椒を全部バットにあけます。そして種、枝、トゲを取り除くのですが、
①バットの中から種、枝、トゲを手当たり次第取っていく。
②バットの中のまず種を全部取り、そのあと枝を全部取り、最後トゲを取り除く。
どちらが早いでしょうか。
山椒の掃除は①が早いと思います。それではそのバットが調理場で、種、枝、トゲは仕事ならどうですか?②を選ぶ人は種だけに集中してすぐとなりにある枝やトゲに気づかない傾向があると感じます。僕は仕事は多ければ多いほどひとつあたりの時間は早くできると思ってるのですが、たくさんの仕事を持ちながら頭のなかで段取りを組んで、一度でできるものは一度で済ますほうが早いです。
長い時間でみると若いうちからたくさんのスキルを身につけて、視野を広くすることが調理師としての大成につながると思ってます。