一回目から怒る

昔働いていた店では一回目の失敗で親方に怒られてました。今まで働いていた店で、といってもそんなにたくさんの店では働いてないんですが、一回目は次から頑張ってねと言われて許してくれるときが多かったです。

なぜ一回目から怒るのか親方に聞いてみたら、「お客様に失敗したときに謝りにいって『次頑張ります』って言ったらお客様次来てくれると思うか？」と言います。全くその通りだと思います。従業員のうちは失敗はうやむやになることもありますが、オーナーになるとお客様への失敗は売上の減少に、食材の仕込み間違いなどは原価の上昇につながり結局は所得が減ります。お客様来なければ所得ゼロです。次頑張りますではなくて毎回同じクオリティを常に考え仕事するほうが将来役に立ちます。

私はその店を経験者で入ったので慣れましたが、失敗しないと成長しないのは事実です。今では技術とそれ以外のものに分けて、技術のいるものに関しては全く怒らず、技術のいらない仕事の失敗に対してはなるべく指導するようにしています。

教えないと得られないものは教えて、自分で考えてもわかるものは自分で考えさせる
技術のいらない仕事はミスのないように指導するが、技術のいる仕事は最後は本人の努力にまかせる

こうやって書くと相当いい教え方と思ってしまいますが、実際は…